Fastly のお客様ならびに関係者の皆様へ
第2四半期には、複数の新しいログエンドポイントのサポートを追加し、コントロールパネルのユーザーエクスペリエンスを強化し、Terraform プロバイダーのサポートを改善しました。さらに、Fastly のコンテンツ配信プロセスにおける柔軟性が向上し、お客様は配信コストをより効率的にコントロールできるようになりました。また、Fastly の POP の数は全世界合計で64か所となり、接続ネットワーク容量は52 Tbpsになりました (2019年6月30日現在)。この期間における Fastly の取り組みについては、以下をご覧ください。
目次
Fastly は世界64か所に POP を配置しています。先日、ヨーロッパとインドに拠点を開設し、シンガポールに2つ目の拠点を追加しました。新しい拠点の開設と既存の POP のアップグレードにより、2019年6月30日時点で Fastly の接続エッジ容量は52 Tbpsになりました。
限定提供版の Kafka ログエンドポイントのサポート
Fastly のログストリーミング機能で、Apache Kafka にログファイルを送信できるようになりました。Kafka は、リアルタイムのデータフィードを処理する、高スループット、低レイテンシのオープンソースプラットフォームです。お客様のアカウントでこのエンドポイントを有効にする方法については、support@fastly.com にお問い合わせください。
Rackspace Cloud Files、OpenStack、Log Shuttle エンドポイントのサポート
Rackspace Cloud Files、OpenStack、Log Shuttle ログエンドポイントの限定提供版のサポートが、すべてのお客様にデフォルトで提供されるようになりました。Cloud Files、OpenStack、Log Shuttle エンドポイントをお客様のサービスに追加する方法の詳細については、ドキュメントをご覧ください。
コントロールパネルにログ配置のサポートを追加
元は API でのみサポートされていたログ配置機能が、すべてのログエンドポイントのコントロールパネルに追加されました。ログ配置機能を使用することで、デフォルトのログ形式のバージョンを上書きして、生成された VCLのログ呼び出しを配置する場所をコントロールできます。
新規オリジン作成のワークフロー
オリジン作成プロセスが、複雑なフォームから単一のフォームフィールドに簡素化されました。これにより、新規アカウントの設定プロセスと全体的なカスタマーエクスペリエンスが効率化されました。この変更は API には影響しません。
6月に、Fastly Terraform プロバイダーに対する多数のメジャーアップデートをリリースしました。プロバイダーの最新バージョン (0.8.0) では、データの構造化方法を大幅に改善する Terraform SDK (0.12) 全体のアップデートがサポートされ、さまざまの新しい反復子もサポートされます。新しいプロバイダーではさらに、Microsoft Azure Blob Storage および Splunk へのログと、サービスおよびバージョンのコメント機能の追加もサポートされます。また、この新しいバージョンは、Terraform プロバイダーと Fastly API の間のインターフェイスを形成する、最新バージョンの Go Fastly クライアントライブラリ (1.0.0) を使用します。Fastly プロバイダーのすべての変更ログは GitHub リポジトリで確認できます。
Billing Zone のエニーキャストアドレスが限定提供版でリリースされ、Apex ドメインにコンテンツがあるお客様が、そのコンテンツの配信に使用する Fastly POP を価格に基づいて制限できるようになりました。
パフォーマンスを優先する既存のグローバルエニーキャストオプションに加えて、パフォーマンスよりもコスト削減を優先する2つの新しいエニーキャストオプションをご利用いただけます。
限定提供版の課金ゾーンベースのエニーキャストでは IPv4 アドレスのみがサポートされ、IPv6 のサポートは一般公開版で追加されます。新しい課金ゾーンベースのエニーキャストのオプションに興味をお持ちの場合は、support@fastly.com までお知らせください。ご利用の Fastly サービス用のエニーキャストアドレスをご提供します。