Fastly Bot Management

無害なものから若干侵入的なもの、悪質で非常に大きなダメージをもたらすものまで、さまざまな種類のボットがインターネット上でまん延しています。インターネットトラフィックの約半分がボットによるものであるため、組織は正当なユーザーと悪意のある攻撃者、無害/良質なボットを見分ける課題に直面しています。しかし、この課題の解決は運用コストが高くつき、IT チームやセキュリティチームに大きな負担がかかります。

市場には多くのボット対策ソリューションが溢れていますが、多くが効率、複雑さ、適応性の面で問題を抱えています。その結果、不満や摩擦が生じるエクスペリエンスをもたらすことがよくあります。Fastly Bot Management では、このような課題を克服できます。合理的でユーザーフレンドリーなエクスペリエンスを提供しながら、アカウント乗っ取りやクレデンシャルスタッフィング、クレジットカード詐欺などの脅威からアプリケーションを保護し、お客様のビジネス成長を妨げることはありません。Fastly のエッジネットワーク上での迅速な決定と直感的なユーザーエクスペリエンスにより、開発サイクルを妨げたり、AI/ML のチューニングが終わるのを待ったり、余計な手間をかけたりすることなくボットトラフィックに安心して対応できます。

ボット管理に対する先進的なアプローチ

主な機能

包括的なボット検出

クライアント側とサーバー側の両方でボットを検出し、継続的に更新される検証済みボットのリストを使用する Fastly のボットソリューションを採用することで、アプリケーションや API に送信される自動化されたトラフィックを識別するために必要なツールがすべて得られます。

マルチレイヤーのボット対策

シンプルなルールビルダー、Dynamic Challenges による適応型レスポンス、またはチャレンジ、レート制限、IP アドレス制限による静的レスポンスのオプションを使用し、自動化されたトラフィックに介入するタイミングを簡単に決定できます。

リアルタイムの可視性

ボットの動作や潜在的な脆弱性に対するリアルタイムのインサイトを得ながら Web トラフィックを継続的にモニタリングできます。直感的なダッシュボードで包括的な分析データとレポートを確認し、ボットのトレンドをモニタリングして新たな脅威を特定し、それに基づいてセキュリティ設定の微調整を行うことが可能です。

カスタマイズ可能なポリシー

ビジネスのニーズに合わせてボット管理ポリシーをカスタマイズできます。許可リストやブロックリストから、ユーザーの行動に基づくカスタムルールの作成まで、Fastly Bot Management は組織のセキュリティ方針に対応できる柔軟性を備えています。

シームレスな統合

最先端の Web 向けに構築された Fastly Bot Management は、Webサイトや API、モバイルアプリケーションなどの既存のインフラストラクチャとシームレスに統合します。Fastly Bot Management は非常に多様なプラットフォームとプログラミング言語をサポートしているので、開発ワークフローを妨げることなくテクノロジースタックに簡単に統合できます。

トラフィックの急増に対応できるスケーラビリティ

トラフィックの多いWebサイトやアプリケーションのニーズに簡単に対応できるスケーラビリティを備え、使用ピーク時でも最適なパフォーマンスを維持できます。クラウドベースのインフラストラクチャにより、高い信頼性と可用性を実現し、中断することなくボットから保護します。

Dynamic Challenges

Web アプリケーションとモバイルエクスペリエンスの両方で、受信トラフィックのリアルタイム分析に基づいてトラフィックに最適なチャレンジを提供します。正当なユーザーに対して最も邪魔にならない方法でトラフィック検証を行うことを優先し、最も困難な課題を課してボットを排除します。

Fastly Bot Management はネットワークエッジで動作してインフラストラクチャとエンドユーザーを保護します

一般的なユースケース

Fastly の強み

Fastly Bot Management は Fastly の Next-Gen WAF が誇る精度、使いやすさ、柔軟性を受け継ぐと同時に、Fastly のグローバル・エッジ・クラウド・ネットワークのスケーラビリティとパフォーマンスを活かし、より詳細なボットの可視化と強力なボット対策機能を提供します。Fastly のボット対策ソリューションが他よりも優れている理由を以下に挙げます。

• 単一プラットフォーム : Fastly Bot Management は、Fastly のエッジクラウドプラットフォームの一部としてネイティブにデプロイできます。すぐに使用を開始でき、設定、管理、メンテナンスのために他のソフトウェアをデプロイする必要はありません。単一のインターフェイスですべてを管理できるので、プロセスを合理化し、データのサイロ化を削減できます。そのため、複数のポイントソリューションを操作する場合に比べて管理やレポート機能、ユーザー管理を簡素化することが可能になります。
  

• 高いパフォーマンス : Fastly Bot Management はネットワークエッジで動作し、レイテンシを最小限に抑えながらアプリケーションや API を悪意のあるトラフィックから保護します。その結果、よりスムーズなエクスペリエンスをエンドユーザーに提供しつつ、運用コストを削減できます。Fastly の Network Learning Exchange (NLX) が提供する常に最新の脅威インテリジェンスを活用する Fastly 独自のシグナルベースの技術により、従来の正規表現ベースの手法に比べてより高速かつ正確にボットをブロックできます。Fastly Bot Management は、最初にセットアップするだけで、後は何もしなくても常に最新のボット脅威に対応します。
  

• シンプルさ : Fastly Bot Management は有効性を犠牲にすることなく使いやすさを実現しています。直感的なインターフェイスにより、最低限の設定でパワフルかつ柔軟性の高いコントロールが得られます。Fastly ではメンテナンスに手がかからないアプローチを採用しています。ボット攻撃の脅威は常に存在していますが、システムを保護し続けるために頻繁に複雑な設定の微調整を行ったり、正規表現を編集したり、学習モードに時間を費やしたりすべきではありません。
  

• 開発者フレンドリー : Fastly は開発者フレンドリーなエクスペリエンスを優先し、特に使いやすさと柔軟性を念頭に置いています。そのため、必要に応じてより細かいカスタマイズが可能で直感的に操作できるサーバー側のコントロール機能やプログラマブルな API の提供に加え、任意の DevOps ツールとの統合や VCL によるカスタムコードの作成なども可能です。Fastly のすばやい判断力により、開発サイクルを妨げたり、AI/ML を幅広く調整したりする必要なく、安心してボットの脅威に対応できます。

• 独自の機能 : Apple のプライベートアクセストークン (PAT) を活用してトラフィックの正当性をシームレスに検証することが認められているのは、Fastly と他のベンダー1社のみです。PAT はトラフィックの正当性を検証する最も精度の高い方法のひとつであり、トラフィックの特性をリアルタイムで分析してトラフィックに最適なレスポンスを提供する Fastly の Dynamic Challenges に完全に統合されています。

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