リアルタイムの重要なメトリクスを活用してビジネスを拡大
マルチクラウドの活用を含むクラウド戦略の成功には、ログのストリーミングと分析が欠かせません。リアルタイムログを利用することで、トラフィックの状況を確認しながら適切な判断を行い、必要に応じた迅速な変更を可能にします。
内容
ビジネスに欠かせない貴重なインサイトを提供
多くの企業がクラウドに移行し、マルチクラウド戦略を採用する中、ログのストリーミングと分析の重要性が増しています。組織のデジタルサービス全体で何が起きているかを把握し、迅速に変更を実行することで、競争力を大幅に強化することができます。
Fastly のリアルタイム ログストリーミング機能によって、Fastly サービスのパフォーマンスを調整することができますが、各サービスにつき各リクエストのログステートメント数は月々平均して2つに制限されています。この制限を超えるログストリーミングサービスを必要とするお客様には、さまざまな種類のログエンドポイントにカスタマイズ可能なデータをリアルタイムでストリーミングできる大容量ログサービスのご利用をお勧めします。
Fastly を選ぶ理由
加速するビジネスのスピードや、ユーザーの高い期待に対応するには、リアルタイムの機能が欠かせません。ログデータの取得に時間がかかると、効率が悪いだけでなく、ユーザーエクスペリエンスの最適化も妨げられます。Fastly のリアルタイムログにより、トラフィックを可視化して迅速な判断と変更が可能になります。
Fastly のログ機能では、ログファイルを瞬時に任意のログツールにストリーミングし (リストはこちら)、リクエストやレスポンスのあらゆる要 素をチェックして問題を診断できるだけでなく、顧客がどのように Web プロパティを使用しているかを理解するのにも役立ちます。Fastly は、お客様のログデータの所有権はお客様にあると考え、ログデータは Fastly に保存されません。
ログデータを活用して競争力を維持
効果的なモニタリングでセキュリティを強化
セキュリティの確保は、組織がログデータを収集する主な理由のひとつです。Fastly ではログをリアルタイムに確認できるため、潜在的なセキュリティインシデントに迅速な対応が行えます。また、複数のログツールに統合できるので、Fastly のログデータを安全に保存して経時的に確認し、重要なパターンやトレンドの特定が可能です。
自社プロダクトにおけるユーザーの行動を理解する
ログに含まれるリッチなデータを分析プログラムにフィードして、ビジネス上の決定に役立てることができます。Fastly のログデータを活用すると、自社のアプリケーションにおけるユーザーの行動をトラックし、購入を断念した理由やアクセスが最も多い機能などを特定することが可能になります。例えば、ログデータを任意のログエンドポイントにストリーミングしてより詳細に分析し、売り上げを増やすにはどのような機能をプロダクトに追加すべきかや、どの機能を削除または調整すべきかを判断するのに役立つインサイトが得られます。
パフォーマンス問題のトラブルシューティング
セキュリティに加えて、パフォーマンスのモニタリングとトラブルシューティングもログファイルを生成する主な目的として挙げられます。Fastly のリアルタイムログにより、データを以前のログを基に算出されたベースラインと比較して、問題の深刻度を判断することができます。また、ログを継続的にモニタリングしてトレンド分析を行い、ユーザーに影響が実際に及ぶ前に、発生しつつある問題を特定することが可能になります。さらに、本番環境で新しいコードの影響をすぐに確認し、即時の設定変更やコード修正が可能なほか、必要に応じてロールバックすることもできます。
“We’ve found Fastly’s logging feature to be super useful for troubleshooting. We can basically use the Fastly stats as if we had black boxes everywhere.”
Rob Joseph
Director of Site Reliability
サービスのモニタリングを強化
Fastly から提供される詳細なログデータを活用してログのモニタリング機能を強化できます。正常なリクエストとレスポンスのベースラインデータが提供されるので、インフラストラクチャからエンドユーザーまで、さまざまな潜在的な問題を検出できます。
ユーザーサポートの改善
ユーザーが問題を正確に説明できない場合や、問題の発生に至ったアクションを明確に伝えることができない場合、本番環境でユーザーをサポートすることが困難になります。Fastly から提供される詳細なログは、ユーザークリックのトラックや、ユーザーリクエストのパラメーターの取得を行い、ユーザーの行動を正確に把握するのに役立ちます。これにより、ヘルプデスクチームは問題の迅速に理解して解決することができます。
コンプライス要件への準拠
多くのコンプライアンス基準や法的規制では、誰がデータにアクセスし、修正や削除を行ったかなどを示す監査証跡を保持することが 求められます。Fastly のログをエッジから任意のログツールにストリーミングし、データを記録して保存することによって、このような要件を満たすことが容易になります。
IT 運用状況の把握と改善
Fastly のログファイルを分析して問題のある部分を特定することで、プロアクティブなシステムメンテナンスが可能になります。その結果、後手に回りがちなトラブルシューティングから脱却し、悪化する前に潜在的な問題を予測して対応することができます。
CI/CD をサポート
Fastly からリアルタイムでログデータを得ることで継続的な改善プロセスが可能になり、カスタマーエクスペリエンスを強化できま す。継続的なログ分析により、全体的なコンテンツダウンロード時間の短縮や、キャッシュヒット率の向上を実現する方法を発見できます。
アラート & 通知機能
ログデータを使用して、特定のログコンテンツが確認されたりしきい値に達したりした場合に、サードパーティツールの通知機能やアラート機能がトリガーされるように設定することができます。
“We do what I would imagine most startups do: ship code out early and as fast as possible. When we change Fastly configs, we look at the error logs.”
Alan Schaaf
Founder and CEO
関連リソース
ビジネスのニーズやワークフローに合わせてカスタマイズ可能なリアルタイムの可視性
Fastly のプロダクトでスマートな配信と優れたパフォーマンスを実現
The Guardian は Fastly のログストリーミング機能を早期警告システムとして利用し、自社サイトに変更をデプロイした後に問題の有無を確認しています。
より強力なグローバルネットワーク
Fastly のネットワークが目指す先は、より優れた効率性です。配信拠点 (POP) を戦略的に設置することでオンデマンドのスケーラビリティを実現し、大規模なイベントやトラフィックスパイクの発生時でもシームレスな配信が可能です。ネットサーフィン、動画鑑賞、ショッピング、ビジネスなど、ユーザーがどこで Web を利用していても、信頼性の高いパフォーマンスと安心をお届けします。
377 Tbps
エッジネットワーク容量1
150ミリ秒
平均パージ時間2
1.8兆以上
1日あたりのリクエスト処理数4
約90%のお客様
ブロックモードで Fastly の NG WAF を使用3
2024年3月31日現在
2022年3月31日現在
2021年3月31日現在
2023年7月31日現在