Fastly 初の Global Week of Service を振り返って
人に恩返しをするという考え方は、Fastly の価値観の中心であり、社内のコミュニティ意識を高めます。そこで2021年を迎え、Fastly 初のバーチャル Global Week of Service を開催しました。Fastly は、マーティン・ルーサー・キング牧師やマハトマ・ガンジーをはじめとする世界的なサーバントリーダーたちにならい、社員が自分の時間とエネルギーを自分が関心のある活動に捧げることを奨励しました。キング牧師は次の言葉を残しています。「人生において最も永続的かつ緊急の問いかけは、『ほかの人たちのために、自分は何をしているのか?』ということである」
1月16日から24日までの間、仕事の合間に2時間以上の時間を割いて、みんなで社会貢献をしながら同僚と交流し、ボランティア活動をすることを呼びかけました。私たちは、地元や国内外でできる具体的な社会貢献の方法を紹介したり、誰でも参加できるように1週間を通して複数のグループ活動を計画しました。また、自分のスケジュールに合わせて自分の好きな形で社会貢献を行うこともできました。この1年間、実生活で人との交流が持てなかった私たちは、Global Week of Service を通じて、離れていても実際に社会に貢献し、交流する機会を持つことができました。Global Week of Service は本当にインパクトのある1週間でした。Fastly の社員は専用の Slack チャンネルで多くの感動的な体験を共有し、15以上のさまざまな社会貢献の目的でボランティアとして素晴らしい団体の活動を広くサポートしました。
Global Week of Service には、組織のすべてのレベル、すべての部門の人が参加しました。たくさんの素晴らしいエピソードの中からいくつかご紹介します。SVP of Product and Marketing の Dana Wolf は、子供たちと一緒に Project Angel Heart の食事携行用のバッグに色を塗りました。Product Management Team の Technical Writer である Deanna Barshop は、米国内の刑務所にいる若者への本の提供を支援している Liberation Library という団体のためにしおりを作りました。また、CEO の Joshua Bixby は、病院に入院している子どもやお年寄りを元気づける団体である Cardz For Kidz のために、手作りのカードを作成しました。
他にも、個人的な地域貢献のエピソードもたくさんあります。Documentation Manager の Gaylin Walli は、週末に地元の Little Free Libraries に立ち寄り、本の整理、新しい本の提供、ちょっとした修理などを行いました。彼女の義母を介護している人にとっても、彼女が時間を割いてコミュニティに参加することには特別な意味があります。「パンデミックの時や、緊急で介護者が必要な時に、図書館の維持管理に取り組むことで、恩返しすることができます」と Gaylin は語っています。
世の中でもプライベートでもいろいろなことがあり、仕事以外のことに時間を割くのがなかなか難しいかもしれません。エネルギーが切れて疲れ切ってしまうこともあるでしょう。しかし、社会に貢献することで、個人的に貴重なものが得られることが、私たちのプログラムや社員からのフィードバックにはっきりと示されています。
BackPac の共同創設者兼 CEO である Brenda Pak 氏は、Forbes 誌に「足元が揺らいでいるような不安定な状況では、ボランティア活動をしてコミュニティに貢献することで、ある程度気持ちが落ち着くことに気付きました」と話しています。ボランティア活動によって不安が緩和されることは、Mayo Clinic によっても確認されています。人助けをして充実した時間を過ごすことで、誰もが感謝の気持ちを持つことができ、それがストレス軽減にもつながり、コミュニティや仕事全体をより強固なものにするのです。
Fastly は、社員やコミュニティ全体が外に飛び出して行動を起こすことをサポートしています。今回の Global Week of Service は、Fastly が大切だと考えることに協力する初めての試みではありません。Fastly とその社員はこれまでにも Fair Fight、Black Voters Matter、Hidden Genius Project などの団体に寄付をしたり、オープンソースや非営利コミュニティを何年にもわたりサポートし続けています。
このような状況下で、例え自宅からでも、人々が自らのコミュニティや手助けを必要としている他のコミュニティを活性化させるための主体性や機会を持てる環境づくりに取り組んでいきます。このように考えているのは、私たちだけではないはずです。今後、ボランティアやコミュニティサービスのプロジェクトでの提携にご興味のある方は、遠慮なく jwhite@fastly.com までご連絡ください。