ひとつになった Fastly - ログインエクスペリエンスの統合
この度、Fastly と Signal Sciences のコンソールのログインインターフェイスが統合され、よりシンプルかつ簡単に Fastly の製品やサービスにアクセスできるようになりました。今後、お客様はシンプルな単一のログインページから Fastly の製品スイートにアクセスできます。ログインインターフェイスの新たな統合により、Fastly 製品にアクセスするために複数の異なるクレデンシャルを管理する際にユーザーが感じる不便さを軽減できます。また、ユーザーのログインやパスワードに関する問題へのサポートやトラブルシューティングに必要なユーザー管理に関するオーバーヘッドも減らせるので、スーパーユーザーの生産性も向上します。
ログインエクスペリエンスの向上
単一のクレデンシャルで Fastly と Signal Sciences のコンソールにログイン
単一セットのログインクレデンシャルを使用して Fastly の全製品にアクセスできるようになりました。Fastly と Signal Sciences の両方のアカウントをお持ちで、同じメールアドレスを登録し、2段階認証を使用しているお客様は、Fastly のクレデンシャルで Fastly と Signal Sciences の両方のコンソールにログインできます。また、一度サインインするだけで Fastly と Signal Sciences のコンソール間で切り替えが可能なため、再度ログインする必要がありません。
アカウントのリンクが不要
Fastly と Signal Sciences の両方のアカウントをお持ちのお客様は、両アカウントを手動でリンクする必要はありません。
サービスプロバイダー (SP) 主導のシングルサインオン (SSO)
Fastly は SP 主導の SSO をサポートしています。Fastly のアカウントで SSO が設定されている場合、Fastly コンソールのログインページから ID プロバイダー (IdP) のクレデンシャルを使用して直接ログインできます。IdP のコンソールページへのアクセスは不要です。
一か所でクレデンシャルを管理
Fastly と Signal Sciences の両アカウントのパスワードと多要素認証 (MFA) トークンを Fastly のコンソールで直接変更できます。
セキュリティ体制の強化
Fastly はプラットフォームのセキュリティ体制を強化するため、新たな対策を追加しました。
セッションタイムアウトが標準化され、シングルサインオンがセットアップされていないアカウントに適用されます。また、アクティビティが無い状態で一定の時間が経過すると、ログアウトされます。
デジタル ID に関する National Institute of Standards and Technology のガイドライン (特に NIST800-63B) に従い、パスワードを新たに設定する場合は一定の複雑性を満たす必要があります。既存のパスワードは、お客様が更新しようとするまで影響を受けません。
シンプルなパスワードリセットの流れ
Fastly のログインページからパスワードリセットの手続きを開始でき、仮パスワードの作成は不要です。新規パスワードを作成する際、複雑性を満たす条件を示すヘルプテキストが表示されます。
新たなログインエクスペリエンスへの移行
移行の難しさを私たちは理解し、今回の移行を透過的に実施しました。お客様側で何らかのアクションを行う必要はありません。変更がロールアウトされると、サインインステップの一環として新しいログインエクスペリエンスへと導かれます。詳しくは、Fastly のドキュメントをご覧ください。
ログイン インターフェイスの統合は、Fastly の全製品にアクセスできる単一プラットフォームをお客様に提供したいという、私たちのより大きな目標の土台に過ぎません。アカウントやユーザー管理の統合、ID プロバイダー経由でのユーザープロビジョニングの自動化など、今後予定している魅力的なプラットフォーム機能に引き続きご期待ください。