Config Store のご紹介 : エッジで設定データの保存と更新がより簡単に
エッジでより高速かつパーソナライズされたアプリケーションを構築するために Fastly のサーバーレス・コンピューティング・プラットフォームをご利用、または検討していらっしゃるお客様は、Config Store を利用することでプロセスがさらに容易になります。
Config Store は、Fastly の Edge Dictionary がモデルになっています。Edge Dictionary は、エッジロジックが参照するキーと値のペアで構成されるディクショナリを Fastly のサービス内で作成するための機能で、これにより、Fastly のグローバルなエッジクラウドネットワーク上のすべてのサーバーで、ほぼリアルタイムの判断が可能になります。
「クラウドサービスの設定変数はかなりシンプルですが、私たちは設定パラメータをより柔軟にコントロールできるようにし、開発者がさらに創造性を活かしてより多くの問題を解決できるようにしたいと考えました」と Fastly CTO の Tyler McMullen は語っています。
Config Store の仕組み
Config Store は設定データを Fastly POP に配置し、一貫して低レイテンシでこれらのデータを Compute のインスタンスで使用できるようにします。また、Config Store を複数の Compute サービスと紐付けることで設定データを共有し、エッジでよりスケール アップしたプラットフォームのインタラクションが可能になります。
ワークフローの無駄を減らす
Config Store により、ワークフローにおける無駄を削減することができます。同じデータセットを参照する複数の Compute サービスで単一の Config Store を使用できます。これにより、同じ設定データストアの複製を作成する、時間のかかる手間を省くことができます。データを変更する場合、1か所更新するだけで済むので、作業時間が短縮され、ミスによるエラーが発生する可能性も少なくなります。
高速かつパーソナライズされたユーザーエクスペリエンスの構築
Compute では、高速かつパーソナライズされたアプリケーションエクスペリエンスをエッジで構築できますが、Config Store を使用してキー/値のディクショナリリソースで設定データを動的に変更することで、それがさらに容易になります。これにより、リクエストを受信すると、すぐに決定に必要な重要な情報にアクセスできるようになるため、多くの魅力的なユースケースが可能になります。例えば Config Store を使用して、ユーザー固有のコンテンツをエッジでつなぎ合わせ、オリジンへの負荷を軽減しながらより高度なコンテンツのパーソナライズを実現できます。また、サービス間で設定データを共有することで、IP アクセス制御リストやリダイレクト、URL パスの書き換えリストなどの管理が簡素化され、エッジでの読み込みの高速化、持続性の強化、書き込み頻度の減少を実現できます。
ぜひお試しください
Fastly の Config Store 機能に関する詳細については、ドキュメントや Developer Hub のコードサンプルをご覧ください。Fastly のサーバーレスプラットフォームをまだご利用でないお客様は、ぜひ無料トライアルで Compute を実際にお試しください。