Compute のデモ: Fastly の新しいサーバーレスコンピューティング環境の動作
Fastly は新しいサーバーレスコンピューティング環境 Compute を公開しました。多くの方が既にプライベートベータ版をお使いいただいていると思いますが (まだ募集中なので興味のある方はぜひ登録してください)、当社も皆様のエッジ構築を大胆かつ新たな方法でサポートできることを喜ばしく感じています。
Fastly が Compute を通じて提供する edge computing とは、開発者がエッジで発生する複雑な問題を解決することができるというものです。この新しいプラットフォームは、可能性を大きく広げます。コンテンツをキャッシュするだけでなく、ロジックの実行や本格的なアプリの構築を行うこともできるのです。具体的には、これまでは実現できなかった以下のような利用例が今では可能になりました。
API の有効化:複数のバックエンドやサードパーティのサービスから同時にデータをフェッチしてそのデータをつなぎ合せます。これにより、A / Bテストをより複雑にしたり、GraphQL を使用してよりカスタマイズしたエクスペリエンスを実現したりできます。
パーソナライズされたストリーミング体験:個別のエンドユーザーのプロファイルに基づく広告配信をエッジでリアルタイムに実施できるマニフェスト操作を利用して、エッジ側の広告挿入 ( Edge-side Ad Insertion、ESAI ) が可能になりました。この利用事例に関しては、今後のブログ投稿にご期待ください。
サーバーレスアプリケーション:より強力で豊かな表現ができるプログラミングモデル、そしてより広範な言語サポートにより、開発者はエンドユーザーのより近くでアプリケーション構築をできるようになります。
そして、ついに実現しました。毎年恒例の Fastly のカスタマーカンファレンス (Altitude NYC) の中で、マニフェスト操作を紹介する Compute のデモが披露されました。このマニフェスト操作では単一コンテンツをユーザーにとって最もパフォーマンスの良いサーバーにルーティングすることができます。
以下のデモ動画を見て、Compute のプライベートベータ版に登録してください。登録すると、この新規プラットフォームのテストに関して Fastly チームとチャットで連絡を取ることができるだけでなく、今後のデモ、ニュース、ケーススタディなどの情報も受け取ることができます。ぜひ参加してください。Fastly はお客様と一緒に未来を創造できることを楽しみにしています。