Mark Nottingham
Senior Principal Engineer, Fastly
Mark Nottingham は90年代後半から、HTTP、キャッシング、リンク、Web アーキテクチャ、プライバシー、セキュリティなどに関する 30 件を超える IETF RFC や W3C 勧告の作成や編集に参加し、Web やインターネットを定義し発展させる活動に貢献してきました。 2007年からは HTTP ワーキンググループの議長を務め、特に HTTP/2 をはじめとする Web の基盤となるプロトコルの拡張を統括してきました。また、QUIC ワーキンググループの議長として、HTTP/3 の策定やインターネットトランスポートプロトコルの拡張においても指揮をとりました。彼は、Internet Architecture Board や W3C Technical Architecture Group などのインターネットガバナンス機関でも活躍しています。 現在は、Fastly で CTO のオフィスに所属しており、メルボルン法科大学院で通信法を学んでいます。Mark は Anitra と結婚し、Charlie と Bennet という2人の息子と共に、家族でオーストラリアのメルボルンに住んでいます。
硬直化の回避に必要なのは一致団結した行動
Mark Nottingham
硬直化を防ぐためには、今後の変更を予期した上でプロトコルを作成することが重要です。インターネット全体を同時にアップグレードすることは不可能なため、一部の関係者のみが変更内容を把握しているのではなく、円滑なコミュニケーションと段階的な変更が可能な環境を構築することは、インターネットに携わる人すべての責任です。
サーバープッシュを超える解決策 : 103 Early Hints ステータスコードを使った実験
Mark Nottingham
Web パフォーマンスを改善する手段として、103 Early Hints ステータスコードに対する関心が高まっています。しかし、ブラウザが 103 Early Hints をサポートするためには、有効性を裏付けるデータが必要です。この記事に記述されているタイプのコンテンツを含むサイトをお持ちの方は、ぜひこの実験にご協力ください。
CDN での HTTP フレッシュネスのテスト
Mark Nottingham
CDN はすべて HTTP キャッシングを使用してパフォーマンスを最適化しています。ただし、さまざまな CDN でこれを行う方法がわずかに異なる場合があり、お客様にとって状況が複雑になります。このブログ記事では、CDN の相互運用性について説明し、今後に備えて CDN の違いを識別するために役立つ共通のテストスイートを紹介します。